こもれびは いつもまる

 年間購読のための文章を、毎日書いています。初めてのことなので、たぶん、力んでしまっていると思うんですが、イメージしているのは、土であったり、水であったり、閉店間際のお店のあり方です。そういう文章と写真にしたいなと、思っています。


 ありがたいことに、18人の方が、年間購読を希望してくれていて、すでにお金をいただいてます。お金を払ってくださった方の、その速度感、凄いと思います。ありがとうございます。


 話しは変わりますが、先日、僕が思う、お堅い職業の人と、お堅い場所で、仕事の話しをする機会がありました。そのとき話したのは、こんなことです。


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お仕事は確か、飲食業でしたよね?

はい、先月までは。今月からは、違う仕事をしています。

違う仕事?それはどういった?

執筆業です。

執筆。というと、どちらかから依頼を受けて、そのための文章を書いている。フリーライターのような感じですか?

フリーと言えばフリーですが。ちょっと違います。

出版社にお勤めとか?

いえ、どこにも勤めていません。自分でやっています。

...?それは、どういった感じなのでしょうか?

僕が書いた文章と写真を、紙にして、希望する人に届けます。年間購読としてお金をいただいて、月に一度送るような形です。

...それは、どういった方が希望するんでしょうか?

主に、お店をやっていた時のお客さんが希望してくれています。

年間購読料はおいくらなんでしょうか?

年間25,000円です。

全員一律同じですか?

はい、そうです。同じです。

ということは、収入は月に2000円ちょっと。

はい、そうなりますね。

それで生活していけるんでしょうか?

うーーーーん、どうなんでしょう。それだけじゃ駄目なんじゃないですか。でも、もうやると決めていますので。年間購読を希望してくれる人を、増やしていくしかないでしょうね。

それは、SNSとかを使って?

いえ、僕、SNSやってないんです。ガラケーで、ネットに繋がってません。

じゃあ、どうやって増やしていくんでしょうか?

うーーーん、どうするんでしょうね笑

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 どうするも何も、僕次第なんですけどね。力量が問われてます。


 人数を増やしていくしかない、と言いましたが、僕の中では、年間購読の上限(定員)を、もう決めています。これ以上は増やしません、という人数です。それは、なぜか。文通をするからです。


 分かりやすいように極端な数字を上げますが、例えば、1,000人の方が年間購読を希望してくれたとします。お届けする写真と文章は紙なので、刷ればいいわけですから、いくらでも増やせます。でも、文通はそうはいきません。


 1,000人ということは、一日30人くらいの方に、お手紙を書くことになります。毎日30人です。それは現実的ではありません。やれないことはないでしょうけど、そうなると、きっと、僕は一日中手紙を書き続けることになります。自然を見つめている時間も、写真を撮る時間も、きっと無くなります。本末転倒です。


 これはお店も一緒で、毎日30人のお客さんが来たら、僕はもうヘトヘトです。お客さんとちゃんと話しをすることも出来ないし、一日が終わったときに、今日来てくれたお客さんの顔を思い出すことも、きっとできません。そんな商売、やりたくありません。だから、上限(定員)を決めています。


 高級なものが食べたい、いい車に乗りたい、立派な家が欲しい、そういった欲がまったくありません。一日二食くらいご飯が食べれて、雨風が凌げて、歩いて水汲みに行けて、好きな人と一緒に笑って、自然を見つめている時間があれば、幸せです。


 昨日、カモシカに会いました。二頭。おそらく、親子です。至近距離で、見つめ合いました。


 年間購読一号目、今、書いています。


 楽しみに待っていて下さい。


 購読のお申し込みも、随時承っております。


 こちらにメールを送ってください。


 savannaparty@gmail.com


 それでは、また。